指導のねらい
@ハンドリングドリルの紹介
Aシュートフォームチェック
B1on1のスキルアップ

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1.ハンドリング
 
シュート、ドリブル、パス、全ての技術を高める上で、ボールハンドリングの練習はとても重要です。ボールを自由にあやつれるようになるために、ハンドリングドリルをたくさん紹介しました。
  イルカ 前回との比較 最高記録
ボディサークル
(20秒)
30 +3 41
(大人)
27 -3
フィギュア8
(15秒)
26 0 43
(大人)
24 -5
持ちかえ
(15秒)
クロス 28 +17 57
(二郎)
前後 28 +14
持ちかえはとても上手になっていると思います。この調子で練習を続けてください。
ボールをまわす方のハンドリングはまだまだ練習不足のようです。このハンドリングはドリブルのターンのときなど、オフェンスのテクニックに直結のテクニックです。しっかりと練習しましょう。

・ボール遊び
・ボールピンチ(ボールのつまみあげ)
・リバウンディング(リバウンドをとる練習9
・ボールの周りを手がまわる
・足の間を通すボールさばき

色々なハンドリングがありますが、毎日ボールをさわって遊んでいることが大事です。
バスケットボールは毎日のくり返しの練習で上手になっていきます。

2.シュート指導 ビル・ブラッドレードリル
 13本中7本入ったら次の場所へ移動できるシューティングを行いました。13本中7本と言うことは、半分以上は決めなければなりません。この目標が13本中、8本、9本、10本と徐々に高くしていけるように、シュート練習は続けていきましょう!

連続ジャンプシューティング
 試合でシュートを打つために、ジャンプとシュートのタイミングをチェックする練習です。イルカくんはジャンプして体が落ち始めたときにシュートを打っているので、ボールが楽にとばせなかったり、距離感がずれてしまったりしてます。
 体がジャンプして最高点につく直前にはスナップを始められるようにするとボールが楽に飛ばせます。
 そのためには、トリプルスレットの姿勢から素早くシュートの構えにボールを持ってこなければなりません。ボールを振り上げる動作を「リフティング」といいますが、リフティングが素早く行えるように練習しましょう!


★シュートフォームのチェックポイント
@肘が開いていないか
 右ひじが外にひらいてしまってボールを曲げてしまうことがあります。アンダー・ザ・ボールで、腕がボールの真下からくるようにしましょう。

Aフォロースルーの指先の向き
 指先はゴールを指していますか?シュートの打ち終わりの形を「フォロースルー」と言います。フォロースルーを正確に、特にボールの中心を押し出す指先がゴールのど真ん中をしっかりと指すようにするのがポイントです。

3.30秒レイアップ まだまだ左手のレイアップが苦手のようです。左手のレイアップはくり返し練習し、ノーマークでは百発百中で決められるようにしましょう。

4.ドライブのフットワーク 1on1が上手になるための練習です。ドライブのときの姿勢をチェックしました。

ポイント1
肩がディフェンスの腰を抜くようにします。

ポイント2
後ろ足の膝が地面に近くなるようにすると、軸足が離れにくくなり、トラベリングが減ります。同時に地面をしっかりと蹴れるようになりスピードもアップします。

ポイント3
ドリブルは前足のさらに前に突き出せるようにしましょう。そうすればボールに追いつくスピードでドライブインができます。


パワーレイアップ ディ フェンスを抜くことができたら、そのまま力強くレイアップにいきましょう。抜けたということは、こちらが有利な状態です。わざわざ遠回りして有利なコース を譲ってはいけません。ドライブのフットワークの姿勢で肩がうまく入っていれば、肩が止められない限り強くステップをふんでいけるはずです。
ボールの位置はディフェンスの遠くにキープし、相手が多少押してきても力強くステップを踏みましょう!


6.ドライブ&ターン   肩を入れてぬきにいった場合、抜ききれないということは肩のコースまでディフェンスが入ってきていることが考えられます。そうすると、その逆側は空いてい ますから、すかさずバックターンで相手をかわし、シュートに行きましょう。鋭いドライブイン中にとつぜんバックターンを行うのは非常に難しい技術ですが、 出来るようになるとディフェンスにとっては非常に守りにくい選手になれます。ドライブインで肩を止められたらターンするというのをよく覚えておいてくださ い。

1on1 最後にコーチと1on1を行いました。指導に来る大学生を相手に互角の1on1が出来るようになれば、中学校の試合では活躍できるはずです。身近な目標として、勝てないと思わないで、倒すつもりでチャレンジを続けてくださいね。


 指導の感想と次回へ向けてのコメント
 今回はカメラの映像で自分のフォームをチェック してもらいました。ボールが曲がってしまう原因が分かったと思うし、コマ送りにしたときに自分の体が最高点から落ち始めてからシュートを打っていることが 分かったと思います。シュートは毎日の練習のくり返しで技術が習慣化され、無意識のうちにその技術を使うようになっていきます。いい加減なシュートで練習 を続ければいい加減な技術が身につき、確率があがりません。常にフォームやポイントを意識し、自分でどんどんシュートを良くしていけるようにがんばってく ださい。
 ハンドリングは今回紹介したものの中から気に入ったものを毎日くり返しやってほしいと思います。やらなきゃ!とか宿題みたいに考えると長く続きません。 ボールをさわっていたいという気持ちが自然と湧き出てきて、いつでもボールを持っているのが当たり前になるといいですね。また次回も楽しみにしています!