1.サークルラン |
バスケットボールに必要な能力に『コーディネーション』というものがあります。
コーディネーションとは「自分の体を自由に操る力」のことで @Rhythm : リズム感 ABalance : バランス感覚 BReaction : 反応
CDifferencing : 識別能力(遠近感、力の加減) DCoupling : いろいろな動作を同時に行う EAdaptability :
順応性(瞬時に新たな状況に対応)
FOrientation : 定位能力
この7つの能力で構成されています。
サークルランは『Differencing』と『Orientation』のトレーニングです。この力が不足していると、自分とゴールや周囲の人間との
距離感覚が掴めず、上手くプレイすることができません。逆にこれらの能力に優れている人はリバウンドなどで力を発揮することができます。
これからの練習ではこういった能力を伸ばすトレーニングも取り入れていきたいと思います! |
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2.レイアップシュート |
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試合中に打つ機会が多い上に、必ず決めなくてはいけないのがレイアップシュートです。こういった技術を正確に繰り返せるようになることがとても大切です。
レイアップシュートはボールを真下からしっかりと支えます。このときに手首にシワが出来るようにもつのがポイントです。手首にシワが出来ていないと、シュートを腕の振りで放たなくてはいけないので細かい調整がききません。手首のスナップを使えれば細かい調整が利くので、動きながらやディフェンスと競り合いながらのレイアップシュートでもきちんと決めることができます。
シュートを打つときは走り抜けるのではなく、上に飛ぶようにイメージしましょう。上に飛ぶとリングに近くという点もありますが、走り抜けるとボールをコントロールするのが非常に難しくなります。リングをしっかりと見て、シュートを決めたボールを床に着く前に自分で捕るようにすると上にしっかり飛ぶことができます!
30秒レイアップは正確なレイアップシュートを疲れている中で繰り返さなくてはいけません。中学生男子は9本まで記録を伸ばせるようにしましょう!また、利き手でない方の手でも利き手と同じようにできるまで練習して下さいね!
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3.ステップを変えてレイアップシュート |
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試合中はいつも通りのレイアップシュートが打てるとは限りません。ステップを変化させながらでも決められるように調整することが大切です。
今回は1on1の抜き技を紹介しながらレイアップシュートを決めていきました。
●ステップの方向を変える
レイアップに行こうとして、1歩目を踏んだ時にディフェンスがコースにに入ってきたら2歩目の向きを変えましょう。1歩目の足を横に蹴って、2歩目を
ディフェンスから遠ざけるように踏みます。体のバランスが崩れやすく、ゴールの位置を把握するのが難しいですが、こういったシュートを決められるようにな
れば試合でも活躍の場が広がります!
●ギャロップステップ
ドリブル中にコースにディフェンスが入ってきたら、ギャロップステップでディフェンスをかわしましょう。ギャロップステップとはドリブル中に空中で体の
向きを変えて両足で着地する技です。ゴールに近づくようにジャンプしながら、ディフェンスに背中を向けるようにして着地するのがポイントです。
●ジャンプロール
その場で回るロールターンとは違い、ディフェンスにぶつかった後大きく遠ざかりながら回るのがポイントです。トラベリングになりやすいので注意しましょ
う。大きく回転した後でも、自分の位置を把握してシュートを調整する能力が必要です。
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4.シェービング |
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ボールのもらい方を少し練習しました。
今回はボールマンに向かっていってボールをもらう時に、リングに近い足(インサイドフット)を軸足にしました。インサイドフットを軸足にすると2歩目の足をリングに向かって出せるので強力な足になります。
ボールをもらう時〜ドライブを始める時のポイントがいくつかあります。
●リングを見て、シュートを狙えるようにもらう
もらった時、あるいはもらいながらリングを視野に入れておくことが大切です。リングを見れば自分の前が見えます。ディフェンスが離れていたらシュートを
狙う、ヘルプがいなければドライブを狙うというように状況判断するための材料になります。
この時に、いくらリングを見ていても姿勢が悪ければシュートが打てません。リングに正対してシュートを打てるような姿勢でもらいましょう。
●ドライブを始める時にフリーフットをリングに向ける
ドライブは遠回りせずにリングに一直線に向かいましょう。そのためにはフリーフットをリングに向けてスタートすることがとても有効です。そのままふくらまずに、一気にリングに向かってドライブしましょう!!
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5.1分間1on1 |
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1分間連続で同じ人がオフェンスし続けるという練習です。体力的には相当キツイですが、疲れている時に使える技術こそ本当に身に付いていると言えるでしょう!
ステップの変化を使ったり、ボールのもらい方を意識してみたり練習でやったことを試せるといいですね!!
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6.オールコートレイアップ |
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エンドラインから逆側のゴールまでドリブル3回でレイアップに行く練習です。ドリブルを前について、それに追いつくようなイメージを持つと1回のドリブルで多く前に進むことができます。ドリブル中は何歩進んでもトラベリングにはなりません。
スピードに乗った状態でレイアップシュートに行くと進行方向へのスピードがそのままボールに伝わってしまい、シュートしたボールがバックボードから大き
く跳ね返ってしまいます。レイアップシュートは上に飛ぶことを忘れずに、最後は指先でコントロールしましょう。
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7.レイアップブッロクドリル
・1on2
・2on1 |
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1on2、2on1の形式でブロックをかわしながらレイアップシュートまでいく練習をしました。
ブロックを避けるためにスピードに乗っていてもしっかりシュートを決めましょう。また、ディフェンスが来ても、ステップを変えてシュートまでいけるといいですね。
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8.99ersシューティングコンペ |
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最後はシューティングコンペを行いました。だんだんとシュート距離が伸びていきますのでフォームを変えずに指先の力を変えて距離を伸ばしていくことが大切です。
シュートの詳しいポイントは次回以降に紹介していきます!!
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