指導のねらい
@コンビネーションプレイのパターンを増やす

Aゲームの中で状況判断をする

 Practice Menu Key Point !
1.レッグスルー10  久しぶりに挑戦しました!半分以上の人が新記録を出すことが出来ましたね。
 みんな高い集中力を持って取り組めていてとても素晴らしかったと思います。たくさん練習すればするほどハンドリングの能力は高まっていきますので練習しておいてくださいね。

 また次回も挑戦しましょう!


2.スタックスクリーン  スタックとはローポスト、またはハイポストのフリースローレーンに二人のオフェンスプレーヤーが密着した状態で行うスクリーンプレーです。ディフェンスが厳しくディナイしてくる場合等に有効です。

 スクリナーは大きく足を広げて、ユーザーを向かわせたい方向に背中を向けましょう。ユーザーはディフェンスを引きつけるためにゴール下まで一度下がって から飛び出しましょう。その時にスクリナーと肩同士がぶつかるくらいギリギリを通るようにします。
ブラッシングと言いましたね!ブラシが擦り合うようなイメージでギリギリを通り、ディフェンスが入ってこれないようにしましょう。

 今回はユーザーのディフェンスの反応によって動くコースを変えるように練習しました。

引っかかっている場合→ウィングポジションへ
 これが一番シンプルなプレイです。狙い通りディフェンスをスクリナーに引っかけることが出来たらウィングポジションに飛び出してボールをもらいましょう。

ディフェンスが後ろからついてくる場合→カールカット
 ディフェンスがスクリナーを避けて、ユーザーの背中側からついてくる場合はディフェンスか逃げるようにしてリングの方向にカットしましょう。スクリナー の周りをカールするイメージです。ディフェンスの動きをよく見ていれば簡単なシュートを打つことができます。

ディフェンスが先回りしてくる場合→フレアーカット
 ディフェンスが慣れてくると先回りしてくる場合もあるでしょう。先回りされたら今度はボールから遠ざかるようにして動きましょう。ディフェンスが飛び出したタイミングを狙って大きく下がりましょう。


 今回はこの3つのパターンにわけて練習しましたがスクリーンプレイの基本は『ユーザー・スクリナー・ディフェンス』の順番になるように動くことです。ディフェンスがいないところへ動くようにするのがポイントです!


3.ハイポストを使ったコンビプレー@
  バックドア
 ウィングポジションでボールをもらえない場合はインサイドプレイヤーがハイポストへフラッシュしてボールをもらうのも一つの選択肢です。

 ウィングへ飛び出した選手はボールをもらえないほどディナイされているとするとリングへのコースが空いていることになります。ウィングに飛び出したプレ イヤーはハイポストにボールが入った瞬間に素早くリングに向かってカットしましょう。この時に遠回りしたり、切り返しに何歩もかけないように気をつけま しょう。

 タイミングを上手く合わせればこれだけでかなりの得点をすることができますよ!


4.ハイポストを使ったコンビプレーA
  ショート17
 バックドアを狙った後に狙えるコンビネーションプレイです。ハイポストでボールを持っているプレイヤーに向かってカットしていきボールを手渡しでもらいます。そのままレイアップシュートを打てれば最高です。

 この時もブラッシングを忘れないようにしましょう。ボールをもらいにいくプレイヤーはハイポストのプレイヤーにディフェンスをぶつけるつもりでいくといいですね!

 ハイポストプレイヤーのディフェンスが走り込んでくるプレイヤーの方に反応するようなら、ハイポストプレイヤーは自分でドライブしましょう。足をリングに向かって引きながらドライブを始めると効果的です。

 どちらのプレイヤーもディフェンスの反応を見ながらプレイを選択できるようにしましょう!


5.3on3、4on4  今回練習したプレイを使いながら3on3、4on4を行いました。

 早速練習したプレイが出る場面も多かったですね!逆にディフェンスが簡単にやられすぎでしたね。オフェンスとディフェンス相乗効果で両方レベルアップしていけるようにしましょう!


 指導の感想と次回へ向けてのコメント
 これまでのSDHEARTSでは個人技術を高 める事をテーマに練習してきました。今回からは夏の総体に向けて個人戦術をとりあげていきます。バスケットは5人で行うスポーツなので、いくら個人技術が 高くてもお互いが協力し合わなければ力を発揮することが出来ません。これまで高めてきた個人技術を試合で発揮するためにはどういったプレイが有効なのか、 こういう時はどんな選択肢があるかなどを紹介していきます。
 チームの試合でこれを必ずやらなくてはいけないわけではなく、色々なプレイを知っていていつでも使えるということが大切なのです。と、言ってもそんなに 難しい話ではなくシンプルなプレイばかりですので頭を働かせて覚えていきましょうね!

 次回はウィングのにボールがある時のコンビネーションプレイを紹介します!けが人がまた増えてきたようなので身体のケアは充分にしてくださいね!

S.T…普段はチームの中心で点を自分で取りに行くのが役割だと思います。今回練習したプレイはそうでない場合が多かったかもしれません。チームでも自分 ばかりが行くだけでなく周りを使いながら攻めたり、周りが攻めたところに合わせたりできるといいですね。自分が決めても誰が決めても2点は2点です。総体 でいい結果が残せるようにしていきましょう!

W…シュートのコツをかなり掴んだようですね!フリースローもかなり安定したフォームになってきました。Wが外角からシュートを決められればチームの選択 肢も広がります。その調子です!ただ、ゴール下のシュートはしっかり決めましょう。決めて当たり前のレベルを上げていくようにしましょうね!

Y…今回も声を出して盛り上げてくれましたね!声を出すだけで頑張れますからどんどん出していきましょう。プレイ中はもう少し落ち着いて周りを見られると いいですね。あわててチャンスをつぶすよりも確実にプレイする方がいい場合もあります。頭はクールに心はホットにプレイしましょう!

G…レッグスルー10はレベル8.5までクリアでした!素晴らしい!クリアまでもう少しでしたね。それだけの素晴らしい技術と集中力があるのですからコー トではもっと自信をもっていいと思います。Gがガードとしてプレイしているときに不安そうにプレイしているように思えるときがあります。チームメイトを勇 気づけるくらいの気持ちでプレイしましょう!

H.A…今回はずっとS.Tとのマッチアップで大変でしたね!でも、それだけ素晴らしい先輩と練習できるということは大きな財産です。同じ練習をしても きっと効果は全く異なるはずです。先輩と練習できるのもあと僅かですので、少しでもいい物を吸収して自分のものにできるようにしていきましょう!次回の練 習でも積極的に組んでみてくださいね。

T…プレイの選択肢を理由と共に整理しておきましょう。『まずは〜を狙う』『それを止められたら〜が空くので〜』という具合です。これを整理しておくと効 果的なプレイを選択することができます。Tは技術は高いのであとはそれをどう発揮するかがテーマになってきます。コートを広く見てプレイしてくださいね!

HY…ドライブする時にリングに直接向かうのではなく大回りしてしまいます。大回りすると自分のマークマンに守られやすいばかりではなく周りのチームメイ トともぶつかってしまいます。もっとリングを見てプレイできるようにこころがけましょう!リングに入れないと得点になりませんからね!

K…ハイポストでボールをもらった時にしっかりとディフェンスを見てプレイできていましたね。ボールを持っていないときもいいタイミングであわせていまし たね。周りを見ながらプレイできるのがとても素晴らしい強みだと思います。後はディフェンスをかわしきれなかったときにシュートを決める力がつけばかなり 活躍できますよ!

H.S…今回は残念ながら見学となりました。身体の具合はどうですか?見学でしたが今回のポイントをきちんと整理しておいて次回の練習から一緒にできるようにしておいてくださいね!