指導のねらい
1)いつでも打てるシュート
2)状況判断能力

 Practice Menu Key Point !
1.ハンドリングテスト ハンドリング練習を行いました。
・ボディーサークル左右10回
・フットサークル左右10回
・持ち替えクロス 20回
・持ち替え前後 20回
・ビハインド交互に10回
・背面キャッチ・リターン 1回

ハンドリングはバスケットではとても大切で、すべてのテクニックの土台になります。ハンドリングの能力が低いとすぐミスをしてしまいます。いろいろな技術を身につけるために基本のハンドリングを練習しましょう。

今回の最高タイムは
50秒です。

1分を切れるように頑張りましょう!

2.ワンドリブルシュート ワンドリブルからシュートをする練習をしました。

ステップとバランスがとても大切でした。ステップが進む方の足から出してしまうと、ディフェンスとのずれができないのでチェックに入られてしまいます。

足をクロスしてディフェンスを1歩で大きくかわせるようにしましょう。
1歩でディフェンスを抜けたとしてもシュートを打つときに体が流れてしまうとシュートが難しくなってしまいます。

体が流れないでいいシュートを打つためには止まった時のバランスが大切です。基本となるパワーポジションでストップするように意識しましょう。

試合中でもとても有効な技術なので練習しましょう。

3.フラッシュシューティング
ここでは3つのシュートのタイミングをやりました。

1.キャッチしてすぐのジャンプストップからのシュート

2.ストライドストップからのシュート

3.シュートを打たないふりをしてディフェンスが気を抜いた瞬間にシュート

この3つをやりました。いくらシュートがうまくても同じタイミングでしかシュートが打てないと試合中にシュートを打つ場面が少なくなってしまいますしディフェンスによまれてしまいます。
いろんなタイミングでシュートを打てるとディフェンスが守りにくいプレイヤーになれますよ。

「ステップアップ」
シューターvsディフェンス 1on1
今回やったシュートの実戦練習です。

ゴールしたから出てくるディフェンスとフラッシュするシューターの対決です。
ディフェンスが来る前にバランスよくクイックリリースでシュートが打てればベストです。ディフェンスのチェックが速い場合には3のタイミング、ワンドリブルシュートを使いましょう!

またボールをもらう前にディフェンスの状況を確認できるとさらにレベルが高いですね。

「ステップアップ」
トライアングルオフェンス
今回もコーナーシリーズを練習しました。
みんな動きを理解してきましたね。高校生は状況判断がよくなってきたと思います。

5on5でやると逆サイドのプレイヤーの動きが重要でした。逆サイドのプレイヤーはボーっとしているとそのディフェンスがヘルプに行きやすくなってしまうので、スクリーンをかけあったりしてヘルプに行きにくいようにしましょう。

このトライアングルオフェンスではこのプレーが駄目なら次のプレー、駄目なら次のプレーというように駄目でも次の選択ができるため先のことを予測しながらやることが大切です。
「ステップアップ」
ゲーム
ゲームではミスが目立ちました。試合中のミスを減らすためにも練習でやったようなハンドリングの練習は毎日するようにしましょう。

今回はゲーム前に何も言わなかったのですが意識してトライアングルを使っていたのは高校生だけでしたね。練習でやったことをゲームでチャレンジするようにしましょう。

最近は高校生vs中学生の試合が多いです。高校生は中学生にファールされても関係なくプレーできる強さを、中学生は高校生に勝つためにトランジションを速くできるといいですね。

「エントリー」
持ち方チェック
まずは持ち方をおさらいします。シュートを打つ前に大事なことなので、しっかり確かめておきましょう。

1.ワンハンド
ボールの中心を真下から支えて、肩の真ん前に肘、肘の真上に手首(ボール)があ る状態「2Lの構え」を作ります。このときにシューティングラインを意識してく ださい。つま先・膝・肘・手首・ボールをつなぐラインを地面と垂直になるよう にして、リングの中心に向ける事でしたね。ワンハンドシュートは「2Lの構え」 と「シューティングライン」が基本になるので、覚えておいてください。
2.ツーハンド
親指と人差し指で広めの三角形を作って、手首のシワ(コック)を作ります。ボー ルの位置は自分の口を隠すくらいの高さでしたね。その時に肘の高さが左右で違 うと、ズレの原因となってしまうので注意しましょう。自分の身体の中心がリン グの中心を指すようにしてください。これがツーハンドのシューティングライン です。ツーハンドシュートは「ハンドトライアングル」と「シューティングライ ン」が基本になるので、覚えておいてください。

「エントリー」
シュートフォームチェック
実際にシュートをしてみます。持ち方を忘れないように注意してください。

1.片手シューティング
「2Lの構え」と「シューティングライン」を意識しながら、ボールを地面と垂直 に上げていくようにシュートをしましょう。ボールの中心にある指(中指・人差し 指・その真ん中)がリングの中に入るようにまっすぐ手首を返しましょう。シュー トを打った後に自分でもチェック出来るように、フォロースルーを残すといいで すね。

2.両手シューティング
「ハンドトライアングル」と「シューティングライン」を意識しながら、最後は 人差し指でシュートをしましょう。この時に親指を内側に返す「回内」をしてく ださい。それによってボールに回転がかかります。フォロースルーは両手を広げすぎないようにしてください。広げてしまうとその分左右にブレていい範囲を広 げてしまうので、手の甲を合わさるくらいにボール(若しくはリング)の幅に両手が入るようにしましょう。ツーハンドシュートの1番大事なことは左右同じにす ることなので、フォロースルーを残してチェックしてみてください。

「エントリー」
連続シューティング
今度はジャンプしてリズムよくシュートを打ちましょう。どちらのシュートフォ ームも持ち方を意識して、ズレのないようにシュートをしましょう。構えたフォ ームが動かないように、しっかりボールを持ってくださいね。

「エントリー」
シュートバトル
連続ジャンプシューティングを使って10本中何本入るかを競いました。1回目は みんな4本しか入りませんでしたが、2回目は…なんと9本入った子もいました ね!すごいですね!コーチは8本だったのに…まぁこの借りはまた今度返します(笑)。でも他の子もシュートが入るようになって本数が上がっていたので、しっか り出来ていた証拠ですね!強すぎたり弱すぎたりして入らなかった子は、今回は良しとしてまずは「まっすぐ打つ」ことを考えて練習しましょう。まっすぐ打つ ためのフォームが出来てくれば自然と入るようになりますよ

「エントリー」
ペアシューティング

2人組でパスからのシュート練習です。キャッチをするときにシュートが出来る構えをする「ハンズレディ」がポイントです。キャッチから素早くシュートの構えまで持っていきたいので、しっかり準備をしておきましょう。

「エントリー」
2on2
最 後にコーチも混じってゲームをしましたね。今回はシュートの練習をしたので 、どんどんシュートを狙ってほしかったです。でもみんな積極的にシュートをしていたので良かったです!試合でたくさんシュートを決められるように、しっか りとしたフォームを早く身につけましょうね!

 指導の感想と次回へ向けてのコメント
 今月でシュートは終わりです。この1ヶ月でシュートのポイントはつかめましたか?
 今回はいつでも打てるシュートを練習しました。シューティングではシュートが機械のように入る人でも試合でシュートが打てなかったら全く意味がありませ ん。得点力をつけるためにはいろいろなタイミングでシュートが打てることが必要になってきます。いろいろなステップで練習しましょう。
 ゲームではその日に練習したことをチャレンジすることが大切ですね。チャレンジして失敗するのはオッケーだけどもチャレンジをしようともしない人は進歩 することができないので絶対にうまくなりません。うまくなる人とそうではない人との差はそういうところに出てきます。
 次回からは1on1です。来月もまた頑張りましょう! <宮岡 宏樹>

 お疲れさまでした。
今回はシュート練習をしましたが、少しでもコツを掴むこと は出来ましたか?まずはシュートで1番大切な「まっすぐ打つ事」を覚えて、意識して練習をしてみてください。漠然と練習するより、目的や意識を持って練習 をすると早く上達するので、「まっすぐ打つ事」を知っているみんなは、他の人より良い練習が出来るはずです。頑張りましょうね!
 今回でコーチは抜けてしまいますが、また時間のある時に来たいと思うので、そ の時までに少しでも上達しておいてくださいね!またみんなと会うのを楽しみに しています!ではまた!
 <柴田 雅章>