指導のねらい
1)得点力アップ
2)1on1のレベルアップ

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1.ハンドリングテスト  前回やったハンドリングの練習を行いました。

・ボディーサークル左右10回
・フットサークル左右10回
・持ち替えクロス 20回
・持ち替え前後 20回
・ビハインド交互に10回
・背面キャッチ・リターン 1回

 今回の最高タイムは中学1年生の51秒でした。
 1分を切れる人が増えていました。ハンドリングは全ての技術の土台なのでしっかり練習しましょう。

「ステップアップ」
ゴール下1on1

 
 ゴール下での1on1練習をしました。
 シュートを打つ時にディフェンスにぶつかられてもシュートを決めるための練習をしましたね。ディフェンスとの接触を避けてシュートを打つと,
ファールもおきないし難しいシュートになってしまいます。ゴール下でディフェンスとの接触を嫌がらないでできるようになりましょう。

・ポンプフェイク
 インサイドでの得点力をあげるためにはポンプフェイクが必要です。
 ポンプフェイクでディフェンスをだましてブロックをされないようにしましょう。ポンプフェイクをするときに膝を曲げたままフェイントをすることが大切です。膝を伸ばすとジャンプするまでに時間がかかってしまいます。
 また、タイミングもとても大切でしたね。フェイントで相手をだましてもタイミングが悪いとディフェンスにブロックされてしまいます。ディフェンスがジャンプをして落下するタイミングにジャンプしましょう。


「ステップアップ」
インサイドムーブ
・ドロップステップ
・スピンムーブ
・シクマステップ
 インサイドのステップ練習を行いました。ボールをもらう時には必ずジャンプストップをしてどっちにもターンできるようにしましょう。またボールをもらったら必ず広いほうを見てディフェンスの状況によっていいプレーを判断できるようにしましょう。

・ドロップステップ
 ディフェンスが密着した状態で自分のほうがディフェンスよりも重い時に有効な技です。進むほうの足から出し、おしりでディフェンスを押します。ディフェンスの太ももの上に座るようなイメージでやりましょう。

・スピンムーブ
 ディフェンスが密着した状態で自分よりもディフェンスが重い時や自分の方がスピードがある時に有効な技です。ディフェンスに体重をのせディフェンスの肩を軸にして素早くスピンします。
 スピンする時にはフリーフットが軸足の近くを通るように素早く回りましょう。最初のドリブルがディフェンスの後ろにつけるといいですね。

・シクマステップ
 ディフェンスが少し離れて守っている時にはドロップステップやスピンムーブが使えないのでこのステップをつかいましょう。
 ボールをもらったらリバースターンをしながらディフェンスの様子を見ます。ディフェンスが離れていたらジャンプシュートを打ちましょう。抜けそうだった らドライブインをしましょう。ディフェンスが反応してきたら素早く逆にきりかえしましょう。

「ステップアップ」
インサイド
1on1
 練習したステップを使っての1on1の練習をしました。

 いろいろな体格のプレイヤーと1on1をしましたね。ディフェンスによって使う技をかえることもとても大切です。

 ディフェンスがどうゆうふうに、どっち側を守っているかを見ないでプレーをすると上手くいかないことが多いです。ディフェンスをみてからいいプレーを判断できるようになりましょう。

「ステップアップ」
ゲーム
 ゲームでは積極的にポストプレーにチャレンジしていたと思います。
 
 5対5だとゴール下は味方のディフェンスが近くにいたりするので、かなり密集しています。より
正確に、速く、強くプレーができるよう精度をあげていきましょう。
 
 今回のゲームでは全体的にターンオーバーが目立ちました。ミスを減らしてシュートで終われるようにしましょう。

 最近はディフェンスやオフェンスとディフェンス切り替えの意識が高くなってきているのでこのまま続けていけるといいですね。
「エントリー」
シュートの基本
1、シュートフォームチェック
 それぞれ直すべきポイントを伝えたので、忘れずに意識してください。なかなか自分では見直しづらいので、今回を機会に良いフォームへの見直しをしてみてく ださいね。シュートの3大原則は「まっすぐ」「その距離に」「アーチをかけて 」です。今回は特に「シューティングライン」を意識して練習したので、忘れな いようにしましょう。

2、片手シューティング
 シューティングハンド練習です。ワンハンドシュートフォームの基本となります し、非常に重要なポイントがたくさんあるので、しっかり行いましょう。 今回意識したポイントは「シューティングライン」です。利き足のつま先・膝・肘・ 手首・ボールを結んだラインを地面と垂直にして、リングの中心へ向くようにして ください。このシューティングラインがまっすぐのまま打てれば、シュートはま っすぐ飛びます。ツーハンドは身体の中心がシューティングラインになります。 ボールが前後左右にぶれないように口元の位置からまっすぐ上下する練習をしま したね。自分がボールを操っている時に曲がってしまわないようにすれば、シュ ートもまっすぐ飛んでいくので練習しましょう。

3、ラインパス
 シュートをまっすぐ飛ばすための練習です。まっすぐ飛べばいいと言う事ではな く、どのようにしてまっすぐ飛ばすかが重要なので、まずは結果にとらわれず、 基盤づくりをしていきましょう。ワンハンドの子はボールの中心の指が相手をさすようにしてください。この時、シューティングハンドの肩が前に出ないようにします。ツーハンドの子は左右均等にして、人差し指からボールが離れるように する事が最重要ポイントです。親指を地面に向けるように手首を返す「回内」も 出来るようにしましょう。

4、連続ジャンプシューティング
 2Lの構えから安定したシュートをするための練習です。ジャンプのリズムと併せてシュートをしましょう。ツーハンドの子は、肘が開き過ぎないように気を つけましょう。リリースした後もその場でジャンプをしていられるようになれば、バランス良く安定したシュートが出来ますよ。

「エントリー」
シュートゲーム
1、チェイサーシューティング
 3チームに分かれてシュート勝負をしました。今回練習した内容を活かして、シ ュートを決められるようにしましょう!少し変えた練習になると、練習してきた事を忘れたかのように意識がなくなってしまいがちです。練習は繋がっているの で、前に練習している事のポイントを意識しながら、次のステップへ進めるよう にしましょう!

2、台形シューティング
 台形の枠全て(11ヶ所)からシュートを打ち、早く全部の枠から決めることが出来るか競争しました。リングまでの距離が枠ごとに少し変わっているので、 調整をしなければなりません。今回はシューティングラインをしっかり意識してほしか ったので、シュートが届かない場合はジャンプで調節するようにしましたね。大 事なことは、どんな距離からでもフォームを変えない事です!良いフォームの練習を続けていけば届くようになっていきます。フォームを変えてしまって届くよ うにしても、まっすぐ飛ばせなければシュートは入らないので、今は結果にこだわらずにシュートが曲がらない良いフォームを身につけていきましょう。

「エントリー」
シュート実戦練習
1、フラッシュシューティング
 パスキャッチからのシュートです。実際の試合中でも、そのままこの練習と同じようにシュートを打つ事も多いので、キャッチ・ステップ・リリースをスムー ズ に行えるようにしましょう。ストライドステップでの練習を多くしました。パスキャッチから「1・2」のリズムでしたね。1の時にリングに近い方の足でス トップ、2の時に遠い方の足でジャンプが出来るようにしましょう。1の足の時からつま先をリングに向けられるとバランスよくシュートをまっすぐ打つ事が出 来ます。実戦の中でよくある場面の1つなので、しっかり練習しておきましょう!もちろん練習したフォームは崩さないようにしてくださいね!

2、ドリブルからのストップシュート
 スピードをつけたドリブルからのシュートです。ストップの時にバランスが取りづらくて難しかったと思いますが、これも試合で使う事が多いので練習して出 来るようになりましょう。大事なことは、「前に飛ばない事」「ドリブルからのキャッチをしっかりする事」です。練習してきたフォームを崩さないように、意 識 して行いましょう。

「エントリー」
オールコート3on3
 コーチも入って3on3を行いました。

 このゲーム中での狙いは、練習したシュートを活かして得点出来るようになることだったんですが、みんなは出来ましたか?前回見たときよりシュートが入る ようになって、良い場面でのシュートもたくさ んあったので、良かったと思います!

 ただ、練習したフォームで打てているかと言ったら出来ていなかったので、フォームの練習は続けていきましょう!

 指導の感想と次回へ向けてのコメント
 練習お疲れ様でした。今回はインサイドムーブの練習をしました。今回の練習ではディフェンスを見るということを徹底しましたね。どのプレーをする時も見て判断することが大切ですが、インサイドムーブではディフェンスに背を向けているので特に意識しましょう。
 ガードのプレイヤーでもインサイドムーブはステップの練習にもなるし、自分よりディフェンスが小さい時には有効なので練習するようにしてください。
 バスケットの神様と言われているマイケル・ジョーダンもSGのポジションですがポストアップすることが多かったです。
 ローポストはゴールに近いところでシュートが入る確率も高いし有利なのでいろいろなステップをみにつけて得点力アップを目指しましょう!<宮岡 宏樹>

 お疲れさまでした!今回はシュートを練習しましたが、うまく出来るようになりましたか?今回のポイントで何回も同じ事を書いていますが、練習したフォームを続けて意識していく事は最も重要なので、忘れないようにしましょう。
 みんなに覚えておいて欲しい事があります。練習の内容が変わると今まで意識していた事まで忘れたかのように変えてしまって、次の練習に繋がっていかない事がありました。全ての練習は繋がっているので、出来るようになった事や意識し て練習していた事は続けて行いながら、次のステップへ進めるようにしてくださ い。
 反比例するのではなく、比例して上達出来るようにしましょう。 また次回の練習も頑張りましょうね! <柴田 雅章>