指導のねらい
1)バスケットの基本練習!
2)シュートを打つタイミングをつかもう!
3)スペーシングでオフェンスを有利にしよう!
4)パスでボールを運ぼう!

 Practice Menu Key Point !
1.スタティックストレッチ
  ダイナミックストレッチ
 ストレッチは激しい運動の前に、筋肉を呼び起こす大切な運動です。だんだん温かくなってきましたが、身体を動かしていないと硬くなっていくので、ケガの予防のためにもしっかり身体を動かしておきましょう!

2.スタビライゼーション
   ・プローン(うつ伏せ)
   ・ラテラル(横向き)右、左
   ・スパイン(仰向け)
 バスケットでは、バランス能力が大事になります。まだふらついてしまう人が多いですが、身体をまっすぐにして、体勢を維持出来るように頑張りましょう。最後の1秒までしっかり体勢を維持する事が出来る子は、レベルアップバージョンに挑戦してみましょう!

3.全体練習         担当:柴田
   ・ブルインザリング
   ・ジョニードーキンスドリル
   ・シュートの状況判断

 ・ブルインザリング
アップも兼ねて、6人1組で行ったパスの適応練習ですね。条件は、
   
1、ループパスは禁止
   2、隣の人にパスをしてはいけない
   3、3秒以上ボールを持っていてはいけない
   4、レシーバーは片足しか動かしてはいけない

でしたね。この練習で身につけてほしい事は、
   
1、素早く正確にパスをする
   2、ディフェンスの動きを見てボールを取られないようにパスをする

この2つです。バスケットの実戦で非常に大事な能力ですので、しっかり出来るようにしましょう。
パスを受け取る前にディフェンスを見ておくと、次の判断がしやすくなります。やってみてください!

 ・ジョニードーキンスドリル
連続ジャンプシュートをしながら、シュートポイントを加算していきましたね。ジョニードーキンスという選手が、実際にやっていた練習で、入ったら+1点、 外したら−3点のルールで行い、21点になるまでやめなかったそうです。この練習でのポイントは、
シュートの調整・修正力です。シュートを1本外してしまったら−3点なので、何本も連続で外してしまっては進みません。もし外してしまったら、そのシュートを見てどこが悪かったのか確かめて修正をしましょう。左右のズレがあったならシューティングラインを意識してまっすぐ飛ばすようにしたり、前後のズレなら指先から放つスピードを変えたりして調整しましょう。でも気をつけてほしいのは、フォームを変えてはいけないという事です。フォームを変えてしまうとかなり大きな修正が必要になってしまうので、フォームを変えないで指先の感覚等で、細かな修正をしていきましょう。調整・修正が出来たら、あとはそれを持続して保てるようにしましょう。試合中もシュートが外れたら修正しなければいけないので、自分で直せるようになりましょうね。

 ・シュートの状況判断
シュートを打てるタイミングと、その判断練習です。パスを出した人がディフェンスに来るので、シュート チェックが遅いようならそのままシュートを素早く狙っていきましょう。シュートチェックが速くて打てないと思ったら、ワンドリブルで移動してシュートをし ます。ドリブルからのシュートで
バランスを崩さないようにしましょうね。ディフェンスとの位置関係がどのくらいまでなら、そのままシュートを狙えるか、の感覚を身につけましょう。ディフェンスが対応出来ないくらい速く打つことも大事ですが、ディフェンスの反応を見る事も必要です。どんな対応も出来るようにパスのキャッチをしっかりしておきましょう。ハンズレディ(手の準備)ですよ!

4.ステップアップクラス  担当:柴田
   ・4メンパス&ラン(シャッフル)

 ・4メンパス&ラン(シャッフル)
2ガードポジションとウイングポジションの計4ヵ所からのパッシング練習です。パスをしたら動くという意識を常にもちましょう。スペーシングの練習なので、
空いたスペースを見つけて走り込んだり、素早く移動し ていきましょう。パスを出した後に前回練習した、ボールサイドカットやヘルプサイドカットを多用していきます。まずはウイングにボールを落とした人はボー ルサイドカットを、逆サイドのガードポジションに流したらヘルプサイドカットをするようにしましょう。大事なポイントは、味方を活かして自分も活かせるスペーシングなので、ボールの近くに固まりすぎたりしないように気をつけましょう!仲間の声かけも非常に大切になってくるので、お互いに声を掛け合ってプレーを成功させましょう!ちなみにディフェンスの方はジャンプ・トゥ・ザ・ボールチェック・ザ・カッターバンプをしっかり行いましょう。良いポジションに入られないように、忘れずに行ってください。

5.エントリークラス     担当:豊後
   ・リアクションドリル
   ・2メン
 ・リアクションドリル
2種類のドリルを行いましたね。この2つのメニューは学校の友達とでも楽しく出来るので、気軽に練習してみてください。
   
1、ボール潜り
 ボールを下にたたきつけて、ボールがバウンドしている間にボールの下を潜るメニューでした。ボールを真上にあげないと潜りにくかったですね。目安は3回潜れることですが、4回潜る事が出来ていた子が3人も居たので驚きました。
   
2、ボール上げキャッチ
 ボールを真上にあげて頭を触ってキャッチ。それが出来たら頭・肩を触ってキャッチと触る所を増やしていき、最後はキャッチするメニューでした。触る順番 は、頭・肩・お腹・お尻・膝・バッシュでしたね。まだバッシュまで触ってキャッチを出来た子が居なかったので、練習して出来るようになってください。

 ・2メン
定番の2メンをしましたね。たぶんチームの練習などでやった事があると思います。この練習のポイントは、この3つです!
   「
パスを前に出す
 前回のポイントは「パスを胸に出す」でしたが、今回は走りながらのパスだったので、
動いている人にパスをうまく渡すために進んでいる方向の前に出す事が大切なんです!!
   「
パスを出したら前を確認する
 ゲーム中はディフェンスが居ますね。ただ、オフェンスを見てプレーするのではなく、ディフェンスを見てするようにしましょう。だからパスを出したら前を向く事を、習慣づけていきましょう。
   「

 パスにはお互いの
コミュニケーションが大事で、それがないとミスが生まれてしまいます。ただそのミスは減らす事が出来ます。それは
です。声を掛け合う事でミスは減ります!!声を出すには習慣が大切。声も出すように習慣づけていきましょう。

6.ゲーム
 ステップアップクラス
今回のゲームは4on4で行いましたが、練習したパス&ランやディフェンスのチェックなど、意識して行えていたと思います。特に高校生の人は覚えが早く、 どんどんプレーしてくれました。そのプレーからも得点出来て、良い見本となってくれました!さすがですね!中学生の方もやろうとしていましたね。まずは やってみる事からなので、最初の1歩は踏み出せました。あとは実戦で使っていって対応出来るようになればいいので、
ダメだったからと言ってもうやらないのではなく、何度も挑戦して出来るようになりましょう。<柴田>

ゲームでは、今回練習した事を
意識してやろうとしている姿がよく見えました。パスしてカットインしていく事と、ボールのない所ではスクリーンプレーをやる事はとても基本的な事です。まずはやってみて、その後に頭で理解する事がとても重要です。しっかりと身体に染み込ませて動きのあるゲーム作りをしていけば個々の能力の他に新たなオフェンスプレーが生まれるので、これからもしっかり意識していきましょう。<黒崎>

 エントリークラス
今回はドリブルをしないルールでゲームを行いました。ドリブルを使わないでゲームを行う時は、
パスをしたら走る事が大切です!!これをパス&ランと 言います。覚えておいてください。途中からドリブルをしてもいい状態にしましたね。やっぱりドリブルが使えた方がプレーしやすかったですね。でも移動ス ピードはパスの方が速いですね。それならパスのスピードで自由にプレー出来るようになったら最高ですよね?そんなプレーヤーを目指してください。<豊後>

 指導の感想と次回へ向けてのコメント
 お疲れ様でした!この教室も人数が増えて、いろんな人とバスケットを学び合って楽しむ事が出来ます。自分たちがお互いのプラスになるように取り組みましょう。メリハリをつけて、練習は集中して行えるようにしてください。
 今回は今月ラストの練習でスペーシングも最後になります。うまく動く事は出来たでしょうか?最初に言ったと思いますが、
味方を活かして自分も活かせる動きをテーマに練習してきました。この教室はチームではありませんが、チームプレーには欠かせない事ですので、自分たちのチームでも活用出来るようになっていきましょう。
 次回はあるクラブチームを相手に、教室チームとして練習試合です。
日頃の練習を実戦で活かすチャンスですので、まだ自分のチームでやれる自信がない人は、この練習試合で自信に変えられるようにチャレンジしていきましょう!きっといろいろな事でプラスになると思うので、思いっきりプレーしましょう!<柴田 雅章>

 今回は少し集中力がなかった気がします。次の
練習に移る時も素早く動き、1つの練習メニューに対してもしっかり取り組むことは、とても大事なことです。この教室は、部活の他にみんながうまくなろうとして来てる場です。コーチ達はみんながうまくなるために、最大限サポートしていきます。それに応えるのは1人1人のバスケットに対する情熱です。やらされるバスケットにならないように意識しましょう。<黒崎 健太>

 今回のコメントで習慣という言葉を使いましたが、バスケットは
ハビット(習慣)スポーツです。みなさん、一度は聞いたことがあるはずですよ。習慣が出るスポーツです!!良い習慣を身につけていけば、良いプレーが出来るようになります。悪い習慣をつけていけば悪いプレーしか出来ません。だから、ポイントをしっかり覚えて、良い習慣で練習して良いプレーが出来るようになっていきましょう。<豊後 裕隆>