指導のねらい
1)色々なハンドリングドリルを紹介する
2)レイアップの色々なステップを紹介する

 Practice Menu Key Point !
1.ハンドリング  今回は、2年生が中心のメンバーだったので、これから来年の夏に向けて、色々な能力アップを目指してもらおうと思います。

 まずは、色々なハンドリングドリルを紹介しました。
毎日毎日の練習の積み重ねが、一年後の皆さんのレベルを決めます。毎日の練習の中や自宅での自主練で、今回紹介したようなハンドリングメニューを知っていれば、チャレンジする事が出来ると思います。

・ツイストリフト
・手の甲でコントロール
・背面キャッチ
・ハイレイアップ
・股下キャッチ

 といったハンドリングを紹介したので、ぜひチャレンジしてみてください!

2.ドリブルドリル  次にドリブルドリルです。今回は、低くて速いドリブルの練習方法を紹介しました。指先を細かく使って、出来るだけミスを少なくできるように練習していきましょう!

・ボール起こし
・世界一周
・片手で世界一周(寝転がって一回転するやつです)

3.ものまね練習  皆さんが一年間でたくさん成長するためには、言葉で説明されること以上に目で見て感じ取ること、うまい選手の動きを見て、真似して覚えていくことが重要です。
 ここでは、真似をするのが難しいテクニックをコーチがやってみせました。見た技をイメージして、自分の体で表現できるようになっていきましょう!

・ビハインドレッグスルー
・難しい片手背面キャッチ
・連続片手レッグスルー

4.パワーステップ  後ほど行う1on1のステップ練習における分解ドリルです。ドライブに対してディフェンスがななめ後方からブロックに跳んでくるようなタイミングの時に、接触に備えてパワーステップを踏んでシュートに行く練習です。

 外足からゴール側へ足を踏み込み、ディフェンスの前に肩を入れていくような態勢で、力強くジャンプしましょう。

 もし、接触が起きるのなら、ぶつかった後に
バランスを調整してシュートを決め切るところまで意識することが重要です。

5.ランニングステップのディレクションチェンジ  次に、ディフェンスが早いタイミングでドライブコースに入ろうとしている場合の、ランニングステップでのかわし方を練習しました。

 ランニングステップで左右に動きながら、
コースに入ろうとしているディフェンスの逆を突いてレイアップに行きましょう。

 その時に、いつも打ちなれたレイアップとはバランスも角度も違ってくるので、それでもシュートをきっちり決め切れるように練習していきましょう!


6.1on1   二 人組のゴール近くの1on1ドリルです。フリースローレーンとエンドラインの交わる点2人とも左右に分かれて並びます。オフェンスは、エンドラインから逆 側のエルボーへ向かって走っていきます。ディフェンスは、逆側のフリースローレーンを踏んでシュートをブロックします。

 オフェンスは、
パワーステップ方向を変えるランニングステップをディフェンスの状態を判断して適切に使いわけましょう。
 こういった練習でたくさん経験をつんでいくことが、試合での正確な判断につながります。

7.ドノバンステップ  次に、ドノバンステップを紹介しました。方向を変えるランニングステップの逆足バージョンです。一歩目をインサイドフットから踏み込み、それにディフェンスが反応したら次の足で横にかわします。

 インサイドフットが最初に入っているので、次の足を逆方向に持っていくには、ロールターンのような動きでステップを踏むことになります。

 少し難しいステップだし、試合中も使う場面はなかなかないテクニックです。今回紹介したのは、皆さんの身のこなし、コーディネーション能力アップがねら いです。もちろん、NBAでは実際にこれを使った選手がいたので、実戦でも使えるテクニックです。チャレンジしてみてくださいね!

8.ゲーム   最後に、ゲームを行いました。今回は参加者も少なかったので、集まってくれたコーチの中からコーチチームを作って、コーチチームチャレンジゲームを行いました。
 こうやって大人の動きやスピード、パワーを目の前で体感する事はとても重要なことです。
 またチャンスがあったらやりましょう!

 指導の感想と次回へ向けてのコメント
 今回は人数が少なく、新チームになっている学校のメンバーだったので、来年に向けて皆さんの能力アップをテーマにした練習を行いました。毎日の練習ではほんの少しの成長の差でも、一年間続けたら大きな差になっているものです

 毎日毎日の成長がより大きくなるように、昨日より今日がより成長できるように、努力を続けていきましょう!毎日の成長の幅を大きくしていくためには
、見ること、感じることの量を増やしていくことです。そして、考え、工夫していくことです。そうして、毎回毎回の練習がなりうる最高の自分に近づくようにすることです。

「今日の練習をもう一度やり直せるとしても、今以上に良い練習はできない」と思えるような練習を続けていきましょう。

 それでは、また次回も楽しみにしています!これからもがんばっていきましょう!